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2001 年度 実績報告書

海外における子供のまちづくり学習の現況調査及び日本での実施体制確立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13572028
研究機関早稲田大学

研究代表者

中川 義英  早稲田大学, 理工学部, 教授 (70139517)

研究分担者 赤松 宏和  早稲田大学, 理工学部, 助手 (30329106)
浅野 光行  早稲田大学, 理工学部, 教授 (50257250)
キーワード子どものまちづくり学習 / 総合的学習 / 義務教育課程 / 支援体制 / ガイドライン
研究概要

平成13年度は、研究計画通りに以下の2つを柱として研究を行った。
1.「ヨーロッパにおける子どものまちづくり学習調査」では、フィンランドと英国を対象としてヒアリング調査及び文献調査を行った。
フィンランドでの調査では、行政へのヒアリングだけでなく、父兄(その中には外国人も含まれる)や教育関係者へのヒアリングをすることができた。英国での調査では、「ラーニング・スルー・ランドスケープ・トラスト」と「グラウンド・フォー・チェンジ」両組織に対してヒアリングを行った。特に、人材育成や情報構築の仕方・工夫などにっいて、またガイドライン(指導書)の役割と使い方についての意見交換を行った。
2.「日本におけるまちづくり学習」では、平成14年度から導入される総合的学習の時間において、子どものまちづくり学習を適用することが可能かどうかの実践研究及び東京都内の中学校を対象としたアンケート調査によって次のことを明らかにした。
(1)複数科目の教諭の協力を得ることによって、総合的学習の時間で子どものまちづくり学習を適用することは十分可能である。また、教諭の意識喚起にも強い影響を与える。また、地元のボランティアセンターや企業からも授業に参加して頂いたりするなどの新しい交流も生まれ、まちづくりの拠点としての中学校の活用という新たな見地も得られた。
(2)多くの中学校でも子どものまちづくり学習を取り入れたいと考えていることがわかったが、サポートしてくれる団体との協力関係の構築に自信がないということがわかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 福井隆志, 三輪千夏, 赤松宏和, 中川義英: "中学校教育における「総合的な学習の時間」への「子どものまちづくり学習」導入に向けた基礎的研究"土木学会第56回年次学術講演会講演概要集第4部. 56巻・4号. 232-235 (2001)

  • [文献書誌] 福井隆志, 赤松宏和, 中川義英: "中学校教育における「総合的な学習の時間」への「こどものまちづくり学習」導入に向けた基礎的研究"土木計画学術研究・講演集24(2). 24巻・2号. 865-868 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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