研究分担者 |
DUSHMANTA DUTTA 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (30291313)
VENKATESH RAGHAVAN 大阪市立大学, 学術情報総合センター, 助教授 (30291602)
竹内 邦良 山梨大学, 工学部, 教授 (50016672)
目黒 公郎 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (40222343)
虫明 功臣 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (50011060)
|
研究概要 |
メコン川流域研究プロジエクトに関する研究は,当初の計画通り徐々に進展しつつある.データの改善に関しては,標高データの精度を照査した結果,現有の標高データセットGTOPO30あるいは導出したデータセットHydrolkは,メコン川流域の研究に対して不十分であることが明らかになった.そのため,drainage-enforcingアルゴリズムを用いた新たな標高データセットの構築を行った.また,土壌分布データセットを照査した結果,現在の領域データでは不十分なこともわかった.メコン川流域の水文.気象データに関しては,メコン委員会とベトナムの水文・気象サービスにより収集が行われている.他の進行中の研究とともにこれらのデータの精度は,ヴェトナム,ハノイで開催されたIHPアジア太平洋会議中に行われた特別セッションで議論された.現地調査としては,4人の研究者によりラオス,カンボジアを視察し,コーンの滝の調査およびメコン川へのPak-Moon河川システム合流点で,村が厳しい洗掘問題に遭遇していることが明らかになった.その後,トンレサップ湖とメコン委員会事務所を訪問し,現在のプロジェクトそして進行中のメコン川流域研究プロジェクトに関連する事項について議論を行った.また,新しい空間データを適応させるモデル開発を行った.特に流路網に村して,標高,傾斜および流向のGISデータ層から直接構成する前進Kinematic Wave解法を開発した.
|