• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

ニンニク祖先種の解明

研究課題

研究課題/領域番号 13575020
研究機関鹿児島大学

研究代表者

衛藤 威臣  鹿児島大学, 農学部, 教授 (10041659)

研究分担者 岩井 純夫  鹿児島大学, 農学部, 教授 (50295276)
キーワードニンニク / 祖先種 / Allium tuncelianum / 交雑 / RAPD
研究概要

2001年、2002年の夏、トルコ東部及び中部でネギ属野生種Allium tuncelianumを収集した。この種は1996年にイギリス、キュー植物園のDr.B.Mathewらがニンニク(A.sativum)の祖先種の可能性を示唆した新種で、トルコ固有種である。
本年度はキュー植物園を訪問し、2カ年にわたって収集した材料の同定をDr.B.Mathewに依頼し、更に、ニンニクの祖先に関して討議、意見交換を行った。その結果、収集材料のうち、ニンニク染色体数16本と異なり32本と倍数性で、しかも花色が紫の2系統はA.tuncelianumと異なるA.atroviolaceumであることが判明した。残りの収集系統はいずれもA.tuncelianumと同定された。
収集したA.tuncelianumは球根の発芽が非常に遅く、冬季の低温を経過して後、成長を開始する寒地型の生態を持つものと推定された。そのため、発芽前の球根を低温処理したところ、無処理より3ヶ月早く発芽した。この処理個体は花粉稔性を有するニンニクより時期的に非常に早く開花した。そのため、この野生種の葯を保存してニンニクに受粉したところ、子房はかなり肥大したが、小さな不稔種子しか得られず、稔実種子は得られなかった。ニンニクは開花が遅かったため事前に花粉を得られず、逆交雑で野生種へ受粉する事は出来なかった。
収集した野生種A.tuncelianumとA.macrochaetum, A.longicuspis, A.ampeloprasum, A.truncatum, A.atroviolaceum、ニンニク、リーキ、その他の近縁種を用いて、RAPDマーカーにより多型を検出し、系統樹を作成した。まだ供試プライマー数6と少ないものの、A.tuncelianumはA.macrochaetumあるいはA.atroviolaceumに近く、ニンニクにはやや遠いことが推察された。今後、プライマー数を増やして、系統樹をより確かなものにする必要がある。

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi