研究概要 |
平成13年12月にバンコクで開催された第13回国際仏教研究者会議(IABS)で田辺が発表した、Pannasajataka Study in Japanを収録し、さらにこれまでの各国に於けるPannasajatakaに関する研究書の翻訳をここにまとめた。先ずP.S.Jainiによる「東南アジア仏教における擬経ジャータカ」の翻訳、ビルマのウー・キンエイ氏の「Pannasajatakaとミャンマー文学」の翻訳、さらに1956年のフランス極東学院の報告書(BEFEO)に発表された、G.Terral女史のSamuddaghasa-jatakaと題する論文の翻訳をも行った。 さらに、Pannasajataka中の『スルーパジャータカ』、『Dulakapandita-jataka』についての詳細な研究と翻訳を行うことができた。 また、特別に許されたタイ国ワット・ポー寺院のPannasajatakaの貝葉写本タイ王室コレクションについても報告している。 本研究成果の資料編として、タイ国国立図書館所蔵田辺将来写本コピー、ワットポー寺院所蔵、大谷大学所蔵貝葉写本コピーをもとに、ローマ字化テキストを添付した。Sirivipulakittijataka, Ratauapajjotajataka, Sumbhamittajataka, Dulakepanditajatakaのローマ字化を行った。
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