研究課題/領域番号 |
13610118
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
菅野 敦 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (10211187)
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研究分担者 |
細川 かおり 鶴見大学, 短期大学部, 助教授 (50259199)
池田 一成 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (50293006)
橋本 創一 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10292997)
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キーワード | 知的障害者 / 痴呆診断 / 治療教育プログラム / 診断システム / 心理学的研究 / 加齢 / ダウン症候群 |
研究概要 |
本研究は、知的障害者の痴呆を早期に発見する診断システムを開発し、加えて老化・衰退や痴呆に対する治療教育プログラムを心理学の視点のたち開発することを目的とするものである。 1.平成13年度の研究目的:本年度(平成13年度)は、知的障害者の加齢にともなう精神機能・身体機能の変化および痴呆症状の有無に関し、実態を明らかにすることを目的とした。 2.方法:研究目的を実現するために、東日本地域にある知的障害者通所授産施設を対象に、特に早期老化傾向のあるダウン症候群の実態調査を行った。分析対象施設数は96施設、対象ダウン症侯群数515名(男性285名、女性226名、平均年齢29.8歳、年齢範囲17歳〜53歳)であった。 3.結果:実態調査の分析から、(1)痴呆と診断を受けている者は2名(出現率0.4%)であった。 (2)身体機能(外見上の老化)面にのみ変化の現れた者は、52名(10.1%、平均年齢35.4歳)精神機能(諸能力)面にのみ変化の現れた者は、102名(19.8%、平均年齢33.0歳)身体および精神の両機能に変化の現れた者は、42名(82%、平均年齢36.9歳)であった。なお、変化のなかった者(健康者)は、254名(49.3%、平均年齢26.8歳)であった。 (3)実態調査に用いた調査用紙をベースに「試行版:知的障害者用痴呆診断テスト」の開発研究を現在、進行中である。 (4)以上、調査研究の結果に基づき、次年度以降の面接調査および治療教育研究を実施する対象として、現在、健康高齢者および痴呆患者の抽出作業と研究協力の依頼を行っている。
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