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2003 年度 実績報告書

聴覚障害者に対する統合的アプローチ―理論とその実践の展開―

研究課題

研究課題/領域番号 13610165
研究機関大正大学

研究代表者

村瀬 嘉代子  大正大学, 人間学部, 教授 (70174290)

研究分担者 卯月 研次  大正大学, 人間学部, 専任講師 (10317646)
キーワード重複聴覚障害 / 統合的アプローチ / 連携 / コンサルテーション / 家族への援助 / 育ち直り
研究概要

今日、心理臨床の対象領域やアプローチの方法は多様化してきているが、わが国の聴覚障害者に対する心理的援助の実践や研究報告はその緒についたばかりである。重複聴覚障害の場合、聴覚が損なわれていることに加え、知的障害や視覚障害、肢体障害、精神障害等を併せ持つため、障害の程度、発現は複雑である。また音声言語のみならず手話でのコミュニケーションも限定されており、対応はさらに困難を極める。
本研究は3年計画とし、重複聴覚障害者の心理的援助の効果的なあり方について基礎的な知見を整理・提示し、さらに今後の課題を明らかにすることを目的とした。
研究代表者らは、1999年より重複聴覚障害者を対象とする重度身体障害者入所授産施設(通所併設)からの要請に応え、その入所者を対象として心理的援助を行ってきた。
本研究はその結果を、(1)重複聴覚障害者に対する個別的援助の実際と理論的考察、(2)高齢重複聴覚障害者に対する心理的援助の探索的実践ならびに研究、(3)重複聴覚障害者に対するグループアプローチ、(4)重複聴覚障害者施設職員に対するコンサルテーション、(5)重複聴覚障害者の家族に対する心理的援助の探索的実践と考察、としてまとめものである。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 村瀬 嘉代子: "心の糧と子ども時代-生きられた時間の体験-"児童青年精神医学とその近接領域. 44巻2号. 1-11 (2003)

  • [文献書誌] 並木桂, 村瀬嘉代子: "重複聴覚障害者への心理的援助-ろう重複聴覚障害者生活労働施設における統合的アプローチ-"心理臨床学研究. 20巻6号. 588-600 (2003)

  • [文献書誌] 村瀬 嘉代子(編): "聴覚障害者の心理臨床"日本評論社. 188 (1999)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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