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2002 年度 実績報告書

地域メディアの広がりと住民間ネットワークの形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13610218
研究機関札幌学院大学

研究代表者

小内 純子  札幌学院大学, 社会情報学部, 教授 (80202000)

キーワード地域メディア / ネットワーク / コミュニティFM / 放送ボランティア / 北海道
研究概要

本年度は、地域メディアとしてコミュニティFM放送局を取り上げ、コミュニティFM放送局を軸とした住民ネットワークの形成に関する研究を進めた。フィールドは北海道である。北海道はコミュニティFM放送局が16局と多く、「コミュニティFM王国」とも言われている。
本年度の成果としては、第1に、昨年度から継続して行ってきた、全国158局のコミュニティFM放送局のデータ(全国コミュニティFM協議会資料)の分析を行い、「コミュニティFM放送局の全国的展開と北海道の位置」として学部の紀要にまとめた。そこではコミュニティFM放送局の全国的な傾向を取り押さえるとともに、北海道の放送局の特徴を明らかにしている。特に、北海道にコミュニティFM局が多い理由と、北海道の放送局の運営上の特徴を明らかにできたことは今後の研究にとって大きな成果であった。この仕事は、いわばコミュニティFM放送局に関するマクロ分析といってもよい。
これと並行して、第2に、放送ボランティア(放送サポーター)の位置づけを軸に、道内コミュニティFMに関するよりインテンシブな調査を行った。全国的にみても、コミュニティFM放送局は、専任スタッフのみで運営する放送局と、多くのボランティアの協力のもとで運営する放送局に二極化する傾向が見られる。北海道でもその傾向が顕著である。筆者は、地域ネットワークの広がりという視点とパブリック・アクセスという視点から、後者の放送局に特に注目して、全道各地の放送局を訪問し、機関調査を行った。現在、その結果をまとめるとともに、平成15年度に予定しているボランティアに対する調査の準備を進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 小内 純子: "コミュニティFM放送局の全国的展開と北海道の位置"社会情報(札幌学院大学社会情報学部紀要). Vol.12 No.2. 1-14 (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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