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2004 年度 実績報告書

地域メディアの広がりと住民間ネットワークの形成に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13610218
研究機関札幌学院大学

研究代表者

小内 純子  札幌学院大学, 社会情報学部, 教授 (80202000)

キーワード地域メディア / ネットワーク / コミュニティFM / 放送ボランティア / 北海
研究概要

2004年度は、本研究の最終年度になるため、調査は補足調査を中心に実施し、まとめの作業を行った。
1.これまでの研究でコミュニティFM放送局にみられるスタッフの二極化傾向について指摘した。そのうち多数のボランティアスタッフの協力を得て放送局を運営するタイプについては、すでに2003年度に調査を実施し、その特徴を明らかにしている。今年度は、さらにもう一方の専任スタッフに特化する方向で放送局を運営する函館市の「FMいるか」を取り上げ、こうしたタイプの放送局が地域の人々とどのように結びついているのかの把握を試みた。「FMいるか」では局主導というかたちで、番組を介して独自の地域密着路線を歩んでおり、コミュニティFMの1つの存在形態を示していることが明らかとなった。
2.北海道には、有珠山噴火後に開局された災害FM放送局であった。放送は2000年5月8日から2001年3月31日までの約11ヵ月間行われた。地元の人が中心となり、地域外の方の協力も得て行われたこの活動は、きわめて貴重な試みであったにもかかわらず、きちんと記録として残されていないため、関係者からの聴き取りを行い、経験を記録し、問題点や課題を整理しておくことを試みた。災害時の試みとして、今後に活かすべき多数の教訓を導き出すことができた。
3.4年間の研究の成果をまとめ、報告書を作成中である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2003

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] コミュニティFM放送局の全国的展開と北海道の位置2003

    • 著者名/発表者名
      小内 純子
    • 雑誌名

      札幌学院大学社会情報学部『社会情報』 Vol.12 No.2

      ページ: 1-14

  • [雑誌論文] コミュニティFM放送局における放送ボランティアの位置と経営問題2003

    • 著者名/発表者名
      小内 純子
    • 雑誌名

      札幌学院大学社会情報学部『社会情報』 Vol.13 No.1

      ページ: 1-17

URL: 

公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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