研究課題/領域番号 |
13610242
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
嵯峨座 晴夫 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (10097256)
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研究分担者 |
店田 廣文 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20197502)
宮内 孝知 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (40063771)
浜口 晴彦 早稲田大学, 人間科学部, 教授 (20063589)
臼井 恒夫 早稲田大学, 人間科学部, 助教授 (10193872)
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キーワード | 世代間居住 / 高齢者 / 生活の質 / 東アジア / 東南アジア |
研究概要 |
本研究では、日本、韓国、台湾、シンガポール、マレーシアの高齢者に関連する社会統計データ、既存の調査報告データや研究文献および実施済みのわれわれの現地調査データを用いて、各地域の高齢者の生活の質と世代間の居住形態のあり方を明らかにすること、そして世代間の居住形態のありようが高齢者の生活の質にもたらしている影響を具体的に考察することが2年間の課題である。今年度は、過去、現状と将来について、家族とりわけ世代間の居住形態に焦点をあて、社会関係や生活の質に関する基礎的データの収集分析と、文献収集とその解題を行うこととした。それらは、(1)各地域の高齢者の生活の質に関するデータ、(2)高齢者と若年世代の、世代間の居住形態の実態に関するデータが、主たるものである。 平成13年10月と12月および平成14年3月に、台湾・シンガポールについては現地調査を実施して、高齢者の生活の質と世代間居住などに関する最新のデータの収集と研究状況のヒアリングをおこなった。また、両国の研究者との情報交換、研究交流も実施し、今後のための研究ネットワークの構築も試みた。世代間の居住形態については、Living Arrangementsという標題のもとで、質問紙調査やインタビュー調査、フォーカスグループ調査などがおこなわれて、論文、レポートが刊行されており、これらの収集も行った。これらの収集データについては、文献資料目録として整理し、解題をつけて、今年度は内部資料として刊行する予定である(2002年4月刊行予定)。
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