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2002 年度 実績報告書

女性の社会進出と階層構造に関する計量社会学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13610249
研究機関同志社大学

研究代表者

尾嶋 史章  同志社大学, 文学部, 教授 (30177224)

キーワード階層構造 / 所得格差 / 女性の社会進出 / ライフスタイル
研究概要

本年度は研究協力者の助力を得て、下記の課題に関して検討した。また研究成果の一部は全国学会大会において口頭報告した。
(1)女性の社会進出に伴う世帯間経済的不平等の変動について
1985年および1995年SSMデータを用いて、世帯間の経済的不平等に及ぼす妻収入の影響について、その変動を検討した。
(2)女性の初期キャリア継続における学歴の影響について
女性のキャリアについて、結婚・出産の中断や復職に及ぼす影響は検討されているが、そうした点を含めて30歳までの女性の初期キャリアに対して学歴がどのような影響を持っているのかを1995年SSMデータを用いて検討した。
(3)女性の階層帰属意識に関する規定要因の地域的特徴について
階層帰属に関する認知(階層帰属意識)は、各個人がおかれた社会的文脈で異なることが明らかになっているが、女性の階層帰属意識の地域社会におけるコンテクストによる違いを、特に「郊外」をキーワードに1995年SSMデータを用いて分析した。
(4)産業構造の変化と社会移動
これまでの社会移動研究は、産業化と職業構造の変動に関心を持ってきたが、それは職業構造の変動を起こす外在的な要因として、あるいは業績主義の浸透という観点からの概括的なものである。しかし、短・中期的な変動という面でみるならば、個別産業の興隆・衰退は個別産業に関わる職業の地位上昇・下降と関連を持つ。この点を1995年SSMデータおよびJGSSデータを用いて検討した。
現在、最終報告書を上記の視点から執筆中である。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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