研究分担者 |
林 彌富 大阪樟蔭女子大学, 人間科学部, 教授 (40030184)
佐藤 嘉夫 岩手県立大学, 社会福祉学部, 教授 (20073033)
高橋 憲二 島根女子短期大学, 保育料, 教授 (80206804)
関谷 龍子 佛教大学, 社会学部, 講師 (80340470)
岡崎 祐司 佛教大学, 社会福祉学部, 教授 (40257803)
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研究概要 |
1,島根県下の高齢化率30%超自治体のうち石見地域において、行政の福祉・高齢者施策、社会福祉協議会の活動状況について、また地域住民との懇談により集落活性化活動や、集落単位の高齢化の実状、高齢者の生活状態等について、ヒアリング調査を実施した。訪問自治体は、那賀郡金城町(2001年度)、邇摩郡仁摩町・温泉津町、鹿足郡六日市町・柿木村(以上2002年度)、美濃郡美都町・匹見町、那賀郡旭町(以上2003年度)で、市部を除き石見地域町村すべてを調査完了した。 2,2001年に邑智郡桜江町において「高齢者世帯生活調査」を実施。高齢化率の高い9集落の全世帯を対象に、健康・生活状態、家族介護の状況、外出・買い物、子供や近隣との関わりなど、高齢者の生活実態を調査し、さらにこの5年間の生活や介護の状態の変化をも併せて把握した。 3,2001年に邑智郡瑞穂町において、高齢者ひとり暮らし世帯の生活支援ニーズ、生活実態、他出子との交流状況や将来の介護への期待などを把握するため「高齢者ひとり暮らし生活調査」を実施した。 4,2001年に邑智郡桜江町・瑞穂町・邑智町において、「離れて暮らしている老親への社会的支援に関する調査」(他出子調査)を実施。各町内に居住する高齢者のみ世帯の、町外に他出している子供を対象に、高齢者に対する意識や支援体制について郵送によるアンケート調査を実施した。 5,有数の超高齢地域・中山間・過疎・積雪という共通項を持つ、島根県石見地域の桜江町・瑞穂町・邑智町3町の行政・住民関係者と、福島県会津地域の西会津町・三島町・金山町・昭和村4町村の行政・住民関係者が、2001年8月と2002年2月に研究発表と相互交流のためのワークショップを実施し、当研究グループとしてもコーディネート及び研究の推進と実践の場として、積極的に参加し議論を行った。 6,島根県の代表的地方紙「山陰中央新報』から、高齢化や福祉・介護、中山間地域問題、石見地域を中心とした住民活動等に関する記事の切り抜きを継続して進めるとともに、記事のデータベース化も並行して進めた。
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