研究概要 |
この研究の目的は,大学教員の教育活動と教育業績を属人的に具体的に評価するための方法とシステムを開発することである。本年度は以下のような項目について調査・研究を行った。 1)北海道大学において行われている「教員の総合業績調査」の中から,(1)無理なく数値化できるもの、(2)注釈あるいは解釈を加えれば数値化が可能なもの、(3)数値化が不可能なものの3種類に分類した。 2)同じく学生による授業評価の結果について,(1)数値の意味するもの,(2)学部にる授業形態の違いの影響,(3)教員個々の教育方針との関係などを明らかにした。 3)これらの指標を用いて、教育に関する自己評価、第三者評価、および教育関連の研究論文と合わせてファイル化して、適切なフォーマットにのっとって定期的に提出するというポートフォリオ形式の教育業績集を考案した。 4)5年ごとに行う教育業績集評価と,毎年定例的に行う総合的業績調査とを組み合わせた教育業績評価の方式を提案した。
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