研究課題/領域番号 |
13610335
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研究機関 | 筑波技術短期大学 |
研究代表者 |
須藤 正彦 筑波技術短期大学, 聴覚部・一般教育等, 助教授 (90206566)
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研究分担者 |
石原 保志 筑波技術短期大学部, 教育方法開発センター(聴覚障害系), 助教授 (70212917)
中川 辰男 横浜国立大学, 人間科学部, 助教授 (00164137)
鷲尾 純一 筑波大学, 心身障害学系, 助教授 (80220854)
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キーワード | 聴覚障害 / 情報保障 / Deaf Study |
研究概要 |
5月23,24白名古屋にて行われた国際聾教育学会に参加し、異文化理解教育、米国高等教育機関における障害学生支援の討論に加わった。結果、翌年二月にSCS(Space Collaboration System)を用いて日本国内の9大学とメディア教育開発センター間をネットワークで結び、これまでに筆者が訪問・調査した聴覚障害学生の支援機関の支援内容の報告と筑波技術短期大学での情報保障、他大学への支援を報告することになった。情報保障法として音声認識を用いた字幕提示法やインターネットを介して遠隔地にいる手話通訳者に音声を送り、それを手話に変換して聴覚障害学生にフィードバックする方法も紹介した。夏期には国際聾教育学会や関連研究会にて出会った日本福祉大学4名の学生の訪米支援を行い、米国のナショナル聾工科大学とGLAD(ロサンゼルス聾協会)での支援プログラムの情報収集することができた。さらに当該3年間に得た研究成果の総括として第41回日本特殊教育学会(於東北大学9月20〜22日)にてポスター発表し、諸外国の聴覚障害学生への支援スタッフの要件、法的な根拠等について報告した。これらについて研究者や聴覚障害学生自身から質問を受け、各地の様子について情報交換ができた。SCSや当該学会でのランチオンミーティングにて一般大学に学ぶ学生への講義・情報支援を議論できたことは今後受入を予定している大学にも有意義であったと思われる。11月末には英国ブリストル大学、Dr.Jim KyleとDeaf Centerを訪問して英国の高等教育における聴覚障害学生への情報保障とDeaf Studyを研究した。年度末には研究開始からの3年間に検討した事例や訪問した国内外の機関における支援内容、方法について報告書をまとめた。一昨年招聘した米国カリフォルニア州立大学の聴覚障害支援センター、ゲリー・サンダーソン氏ならびにシュライン・ローリンソン氏の講演内容も当該報告書に包含した。
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