(1)経済のグローバル化の進展が、今後、教育や文化の分野において、どのような影響を及ぼすことになるのか、その予測を行い、インパクトの範囲と程度、政策的対応等について、包括的・理論的に考察した主要な研究者や論者の文献を収集し、分析する作業を行った。 (2)北米自由由貿易協定NAFTA」(1994年)締結と前後して、推進されてきたメキシコの1990年代の高等教育改革の動向を整理し、それを論文「メキシコの大学教育と大学評価・認定の動向」にまとめた。 (3)メキシコにおける科学・技術振興政策の主要施策として注目される「国家研究者システム」(SNI)について分析を行い、論文「開発途上国におけるアカデミック・プロクェッション支援政策」を執筆した。 (4)2000年に成立したメキシコの新政権の今後5年間の教育政策の主要政策課題を提示した文書『国家教育プログラム:2001-2006年』を分析し、要点を整理した。 (5)教育の地方分権化政策の進展、地方における教育改革への取り組みの状況を見るために、州の教育行政当局(プエブラ州)への訪問調査を行った。
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