研究課題/領域番号 |
13610372
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
佐々木 史郎 国立民族学博物館, 民族学研究開発センター, 助教授 (70178648)
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研究分担者 |
帯谷 知可 国立民族学博物館, 地域研究企画交流センター, 助教授 (30233612)
新免 光比呂 国立民族学博物館, 民族文化研究部, 助教授 (60260056)
岸上 伸啓 国立民族学博物館, 先端民族学研究部, 助教授 (60214772)
高倉 浩樹 東北大学, 東北アジア研究センター, 助教授 (00305400)
吉田 睦 千葉大学, 文学部, 助教授 (00312926)
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キーワード | ポスト社会主義 / 社会主義 / 構造変動 / 生活世界 / 中央アジア / 東ヨーロッパ / モンゴル / シベリア・極東ロシア |
研究概要 |
本年度は小規模の研究会を1回、国際研究集会を1回開催した。研究会は平成13年7月8日に国立民族学博物館にて行われ、研究代表者、分担者全員と2名の研究協力者、計10名が出席した。そこでは全員がこれまで行ってきた調査と研究の概要を紹介しあい、ポスト社会主義地域の研究テーマとして何を選ぶのかを討論した。その結果、共通の場での議論をめざすため、共通の調査項目を選定することが決定された。国際研究集会は平成14年2月9日と10日の2日間にわたってやはり国立民族学博物館において行われた。そこにロシア連邦サハ共和国からサハ共和国科学アカデミー人文学研究所政治学研究センター長のワンダ・イグナチエヴァ氏を招待し、また北海道大学スラブ研究センター客員研究員であったレヴォン・アブラハミヤン氏にも加わってもらい、研究代表者、分担者、協力者、計20名が出席して、研究報告と活発な討論が行われた。前半では「ポスト社会主義時代のトナカイ飼育」というテーマの下に、シベリアのトナカイ飼育の現状を分析する3本の報告がなされ、また、夏の研究会で話題となった共通の調査項目について具体的な提案がなされた。後半では「ポスト社会主義の現状」というテーマの下に、旧ソ連地域から招待した2名の研究者の報告があった。なお、国際研究集会の内容については国立民族学博物館のホームページの中で公開しているhttp://www.minpaku. ac. jp/sasaki_shiro/200202/) 。
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