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2003 年度 実績報告書

アヘン吸煙問題とイギリス人の東アジア認識について

研究課題

研究課題/領域番号 13610443
研究機関千葉大学

研究代表者

後藤 春美  千葉大学, 留学生センター, 助教授 (00282492)

キーワード現代史 / イギリス / アヘン / 帝国支配 / 英米関係
研究概要

本年度は、まず、平成14年9月に渡英した際に収集した資料を「アヘンの規制と英米の攻防-第一次世界大戦前の二つの国際会議を中心に」と題する論文にまとめる作業から開始した。イギリスにおいて、1906年のイギリス自由党内閣成立時から、第一次世界大戦までのアヘンの取締強化は、アメリカ合衆国がフィリピンを領有して以来の政策が影響していたこと、イギリス人とアメリカ人でアヘン吸煙や東アジアに関する認識に相違のあることが主たるテーマである。幸に、この論文は、『史学雑誌』に採用され、112編11号(平成15年11月号)に掲載された。
次いで、1924-25年のジュネーブにおける国際アヘン会議の後、大日本帝国のアヘンその他の麻薬取締をイギリスがどのように見ていたかを検討した。
この検討と、『歴史学研究』掲載予定の論文をもとに、平成16年1月には、ロンドン大学歴史学研究所(Institute of Historical Research)で'The British Empire and the International Control of Opium Smoking'という報告を行った。当日の質疑に基づき、発表原稿を改稿して英文雑誌に投稿する準備を進めている。
最後に、本年は、当該研究の最終年度に当たるので、成果を報告書にまとめる作業を行った。『史学雑誌』『歴史学研究』などに発表した、あるいは発表予定の論文をそのまま繰り返すことはせず、研究の全体像を呈示するよう工夫した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 後藤春美: "アヘンの取締と英米の攻防-第一次世界大戦前の二つの国際会議を中心に"史学雑誌. 112・11. 1-32 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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