研究概要 |
2003年9月25日、大阪大学において開催された「ラテンアメリカ・カリブ海研究国際連盟第11回大会で、メキシコ・シナロア国立自治大学Lorena Schobert Lizarraga教授とともにセッションを組み、学会発表を行なった。セッションのタイトルは、Nuevas tendencias en las relaciones internacionales e integracion regionalであった。発表者本人のタイトルは、"Trilateral Relations between the United States, Mexico, and Japan and Shrimp Fisheries off the Mexican Northwest Coast in the Late 1930s"であった。ラテン・アメリカおよびアメリカ合衆国からの研究者と有益な研究交流を行なうことができた。また、シナロア州など、メキシコ西海岸における研究の足がかりを築くことができた。 2004年3月19日より、カリフォルニア大学ロサンジェルス校ヤング研究図書館において、南カリフォルニアにおける日系漁民に関する史料調査を行い、カリフォルニア大学バークレー校バンクロフト図書館およびドウ図書館において、サンフランシスコ地域の漁民に対するオーラル・ヒストリー研究に基づく調査を行なった。 ヤング図書館における史料調査によって、南カリフォルニアの日系漁民の活動範囲が、ロサンジェルスおよびメキシコの沖合いに限らず、漁船の賃貸契約などを通じて、モンテレーやシアトル近郊のGig Harborなどに及んでいることが判明した。また、バンクロフト図書館などで、イタリア系およびクロアチア系移民に関する資料を収集した。
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