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2002 年度 実績報告書

琉球列島先史文化と環中国海地域の比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 13610471
研究機関琉球大学

研究代表者

後藤 雅彦  琉球大学, 法文学部, 助教授 (30291553)

研究分担者 池田 榮史  琉球大学, 法文学部, 教授 (40150627)
キーワード先史文化 / 琉球列島 / 環中国海地域 / 東南中国
研究概要

本年度は、台湾や中国東南沿海地域を中心とした環中国海地域における初期新石器時代における遺跡の様相を整理しながら地域間の比較検討を行った。
各遺跡における出土状況を重視するため、各遺跡の立地条件、層序関係、遺構、遺物組成及び自然科学分析の有無など遺跡に関する情報の整理を継続して進めると同時に、比較検討にあたっては時間軸の整備が必要であることから、関連地域の編年研究の検討を行い、併せて放射性炭素年代の測定値について整理した。
今回、比較研究を進めるにあたって、環中国海地域の中で、主に東南中国の先史時代をとりあげる為、東南中国における地域的な枠組みについても改めて検討を加えた。それは、琉球列島にみる南方的要素の系譜を環中国海地域に求めるにあたって、その類例を点的に押さえるばかりでなく、面的な広がりをもちながら時間的にも変化する地域文化の中で比較検討が望まれると考えたからである。その際、香港、広東に赴き、関係研究者から情報、意見を収集しながら、関連資料の分布状況について検討を加えた。
さらに琉球列島の考古資料の中から、環中国海地域に共通する要素の抽出、検討を行い、その際に、再度宮古島に赴き、関連資料の確認と研究者との意見交換を行った。また、行政区分では鹿児島県に属する北部琉球圏の考古資料の確認と意見交換を目的に鹿児島調査(鹿児島大学、鹿児島県歴史資料センター黎明館)を行った。
また、継続して国内において島嶼域の考古学研究を実践している関係研究者との意見交換や関連文献の収集を目的に、伊豆諸島の八丈島に赴いた。

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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