平成14年度には、夏休みと春休みを利用して、下記のとおり国内外の考古学調査を行いました。 まず、夏休みに約2週間の時間を利用して、韓国のソウル市内にある国立中央博物館・国立文化財研究所・ソウル大学の無文土器時代の考古資料を調査したあと、次節に南下しながら忠清道・全羅道・慶尚道の諸大学と博物館を中心にして、松菊里文化の考古資料を蒐集しました。 春休みには、まず九州北部の福岡市立博物館・福岡市埋蔵文化財センターなどで弥生時代の青銅器文化と稲作文化の関連資料を蒐集しました。その後、下関市立考古博物館・梶栗浜遺跡を中心に調査してから、四国の松山市考古館・愛媛県埋蔵文化財センター・香川県歴史博物館・出雲大社・岡山県立博物館・岡山大学・岡山市立オリエント美術館・倉敷考古館・神戸市立博物館などで弥生時代青銅器文化の研究成果を中心に、遺物の観察と資料調査を行い、今後の比較研究に必更な関連資料を集めました。 上記の調査で得られた考古資料を段階的に整理分析し、来年度(最終年度)の調査結果を含めて、調査研究報告書をまとめる計画であります。 以上
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