言語行動の一連の流れが明確な2場面を取り上げ、コミュニケーションの類型モデルを構築するための基礎データを収集し、種々の言語情報の記述方法を検討した。 1.買い物場面の言語行動 山形県と奈良県の個人商店において買い物場面をビデオ、テープ等で記録・観察した。データを文字化した上で、ノンバーバル記号やパラ言語情報の記述方法を検討した。 2.道聞き場面の言語行動 都内で外国人を含む研究協力者の協力を得て、応対の様子を記録・観察した。次年度へ向けて、話し手と聞き手のストラテジーの問題や異文化間コミュニケーションの問題点等が明確になった。
|