本年は研究初年度であり、次年度本調査に向けての、準備期間である。そのため、資料収集、準備調査、研究打ち合わせをそれぞれ数回、実施した。 研究打ち合わせでは、今後の研究方法の確認と、今後の調査に向けての課題絞りこみを話し合った。 資料収集では、いくつかの機関(国研、大阪大学、九州大学など)に赴き、アスペクト関係資料と調査対象地域の方言資料を収集することに努めた。地方方言資料では、今回のテーマが談話であるため、談話資料の中にアスペクト表現が出現し、資料として、活用できないかという視点から、閲覧・収集をおこなった。 準備調査では、各担当者が該当地域(福岡、山口、大分など)へ出かけ、翌年調査課題項目を絞り込む、あるいは試行調査する目的で臨地調査を実施した。 以上の研究・調査をおこなうことにより、次年度本調査の準備が整えることができたと考えられる。
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