本年度は本調査の年度であり、臨地調査を中心に研究を進めた。 現地調査が中心のため、研究打合せは一回に止めた。資料収集は、実際の調査を進める中で欠けている資料が浮かび上がってきた為、それらを中心に収集に努めた。 今年度は、各研究者がそれぞれのテーマに従い、現地でのアスペクトの実態調査を行った。 二階堂は前年度に続き、大分を中心に研究を進めた。さらに比較対照として、一部、山口でも実態調査を行った。これらにより、大分での世代変化が大分と山口の地域差の実態と重なり合う側面があるのではと考え始めている。 有元は、山口・福岡・大分において実態調査を行った。これにより、各地のデータがおおよそ収集できたと思われる。きめ細やかな内省による調査であるため、不完全なデータも存在し、問題点も多々残っている。 こうして得られたデータを整理・検討するため、整理用の消耗品費・謝金を使用した。 これらの整理・検討から、二人の研究調査を付き合わせることで、互いの研究を補い合い、より深化した研究の前進があったと考えている。 これらにより、最終年度のまとめへ向かっての体制が整ったと考えられる。
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