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2002 年度 実績報告書

昔話の伝承と資料に関する総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13610500
研究機関東京学芸大学

研究代表者

石井 正己  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (30251565)

キーワード伝承 / 昔話 / 資料 / 柳田国男 / 佐々木喜善 / 遠野 / 語り部
研究概要

この研究は、日本の中でも、特に岩手県遠野市を対象に行ったものである。遠野では、早くに、『遠野物語』が柳田国男によって書かれている。その後、遠野出身の佐々木喜善が、昔話を調査し、研究した。それは、日本においては最も早い出来事であった。しかし、佐々木が亡くなり、戦後になっても、それらは長い間顧みられることはなかった。やがて、遠野では、それらを貴重な文化遺産と考えるようになり、それらによって地域おこしを始めた。また、一方では、それまで知られていなかった昔話のすぐれた語り部が、観光の場で昔話を語り始め、その大切さを継承しはじめてた。そうしたこともあって、図書館や博物館、研究所では、熱心に資料を集め、研究を重ねている。今や遠野は、日本における昔話の伝承と資料を考える上での拠点になりつつある。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 石井 正己: "佐々木喜善研究文献目録"遠野物語研究. 6. 156-159 (2002)

  • [文献書誌] 石井 正己: "『昔話採集手帖』の方法"東京学芸大学紀要 第2部門 人文科学. 54. 205-216 (2003)

  • [文献書誌] 石井 正己: "遠野の民話と語り部"三弥井書店. 266 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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