研究課題/領域番号 |
13610506
|
研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
岩崎 文人 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70098705)
|
研究分担者 |
宇吹 曉 広島女学院大学, 生活科学部, 教授 (10110462)
植木 研介 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (20033508)
槇林 滉二 広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (90033498)
|
キーワード | プランゲ文庫 / プレス・コード / 検閲 / GHQ / 原爆文学 / 原爆報道 / 原民喜 / 大田洋子 |
研究概要 |
本年度は、GHQ占領下のジャーナリズムと原爆文学研究を行ううえで、研究の基礎となる以下の作業と考察を行った。 1)プランゲ文庫雑誌コレクション(「愛郷」<河内村>1948.11〜「樫」<福山>194?)のうちの広島県版484タイトルの中から、広島市およびその周辺地域で刊行されたもので、1946年を軸にして、プレスコードに関わりの深いものと考えられる雑誌(「あけぼの」<水呑村>1946.9から「輸送文化」<平良村>1946.9〜1947.8まで)69タイトルを抽出。 2)マイクロフィシュ69タイトル・7,565枚を紙焼きし、ナンバリング等を含め総分類、整理を行った。 以上の作業ののち、プレスコード検印のあるものとそうでないものとを弁別、検印のあるもののうち英文注記(特別文書のかたちで添付されたものと表紙および文中の書き入れ等)の解読を行うと同時に、発行者の特別上申書類の解読を行った。 3)朝日新聞1984年より2001年までのバックナンバーのうち、プレスコード、検閲、GHQ、原爆文学、原爆報道、原民喜、大田洋子、峠三吉、井伏鱒二をキーワードとし、これらの語彙を含む記事1,552件を収集、整理した。 以上の作業ののち、原爆報道の年度別件数の推移に関して、統計処理をし、GHQの日本における歴史的機能とその変遷との相関について検討を加えた。
|