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2002 年度 実績報告書

中国語の「構文」カテゴリと事態認識に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13610533
研究機関東京大学

研究代表者

木村 英樹  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (20153207)

キーワード"的"構文 / 機能拡張 / 事物限定 / 動作限定 / 構文 / 事態認識 / アスペクト / 二重主語文
研究概要

まず、中国語の「構文」研究の一環として、構造助詞の"的"が述語動詞に付加されるタイプの構文、すなわち"的"構文に関して言語データの収集と先行研究の収集・検討を行い、先行研究の不備を明らかにするとともに、従来見過ごされてきた"的"構文の文法的、意味的および語用論的特徴に関する新たな知見を獲得した。さらにそれらの知見をもとに理論的分析を行い、"的"構文の構文的意味とそれをもたらす文法的メカニズムを明らかにし、従来中国語学の分野で懸案とされてきた"的"構文の構文カテゴリにおける位置づけを明確にした。研究成果の一部は第11回国際中国言語学学会(平成14年8月21日、愛知県立大学)、第52回日本中国語学会(平成14年10月26日、金沢大学)および第2回ケント・リッジ国際中国言語学円卓会議(平成14年11月29日、愛知県立大学)等において口頭発表ならびに招待講演のかたちで公表し、さらに「"的"の機能拡張--事物限定から動作限定へ」としてまとめた。
また、事態認識に関する研究の一環として、アスペクトに関する対照研究を行い、日本語、朝鮮語との対照を通して、中国語アスペクトの意味論的特徴を分析した。成果は「テンス・アスペクトの比較対照--日本語、朝鮮語、中国語」(共著)として公表した。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 木村英樹: ""的"の機能拡張-事物限定から動作限定へ"現代中国語研究. 第4期. 1-13 (2002)

  • [文献書誌] 木村英樹: "中国語二重主語文の意味と構造"シリーズ言語科学2:認知言語学I. 215-242 (2002)

  • [文献書誌] 木村英樹: "アメリカにおける中国語文法研究の動向"中国語学. 249号. 285-306 (2002)

  • [文献書誌] 井上 優: "テンス・アスペクトの比較対照-日本語、朝鮮語、中国語"シリーズ言語科学4:対照言語学. 125-159 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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