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2003 年度 実績報告書

なぜ英語母語話者は英語学習者が話すのを聞いてすぐに母語話者ではないとわかるのか

研究課題

研究課題/領域番号 13610563
研究機関名古屋大学

研究代表者

杉浦 正利  名古屋大学, 国際開発研究科, 助教授 (80216308)

キーワードコーパス / 定形表現 / 第二言語習得 / コロケーション
研究概要

本年度の研究実施計画に従い以下のとおり研究を行った。
1)定型表現の抽出(4,5,6月)
前年度までに出来上がったコーパスから、自然言語処理分野で使われている「n-gram」等の統計的手法を使い、日本人英語学習者作文、母語話者書き換え文、日本語対訳の三つのレベルで定型表現を抽出した。
2)定型表現の数量的分析(7、8、9月)
抽出された定型表現を統計的に分析し、それぞれの特徴と関係を数量的に分析した。
3)定型表現の質的分析(10、11、12月)
抽出された定型表現を、英語学の分野でコーパスを使い行われている研究成果(Biber 1999等)とてらし合わせて、日本人英語学習者の使用する定型表現の用法のパターンを質的に分析した。
4)研究のとりまとめとコーパスの公開準備(1、2、3月)
研究成果を報告書に取りまとめるとともに、構築したコーパスおよび検索システムを一般に公開する準備を行った。報告書には以下の点に関する研究報告論文および資料が掲載されている。
[研究報告論文]
・英語学習者コーパス構築手順について
・英語学習者コーパスの英訳と対訳に関するn-gramの比較
・コロケーションの定義に関する文献調査
・英語学習者コーパスと母語話者コーパスにおけるn-gram表現の比較
・例文暗記型学習法に関する批判的考察
・英語学習者コーパスを使った接続語の誤用分析
・英語学習者コーパスを使った冠詞の誤用分析
[資料]
代表的なコーパスにおけるn-gram表現の頻度一覧表

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Narita, M., Sato, C., Sugiura, M.: "The use of linking adverbials in the English essay writing of Japanese EFL learners"ASIALEX '03 Tokyo Proceedings. 440-444 (2003)

  • [文献書誌] Narita, M., Sato, C., Sugiura, M.: "Connector Usage in the English Essay Writing of Japanese EFL Learners"Proceedings of Language Resources and Evaluation 2004. (印刷中). (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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