• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

コンピュータによるチョーサーの『善女列伝』諸刊本の計量的比較

研究課題

研究課題/領域番号 13610576
研究機関広島大学

研究代表者

地村 彰之  広島大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (00131409)

研究分担者 中尾 佳行  広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10136153)
松尾 政嗣  広島大学, 総合科学部, 教授 (40106787)
キーワードチョーサー / 『善女列伝』 / 諸刊本 / コンピュータ / 計量的比較 / Benson版 / Robinson版 / Cowen and Kane版
研究概要

チョーサー(Geoffrey Chaucer)の『善女列伝』(The Legend of Good Women)諸刊本のテクストデータ入力を行い、その共通点・相違点について包括的に整理するという研究計画に基づき、本研究課題を実践した。整理のためにパーソナル・コンピュータ(以下パソコンと略す)を利用し、下記のように研究を進めた。
Benson版(The Riverside Chaucer(Boston : Houghton Mifflin,1987)), (2)Robinson版(The Works of Geoffrey Chaucer(Boston : Houghton Mifflin,1957)),(3)Cowen and Kane版(The Legend of Good Women(Michigan : Colleagues Press Inc,1995))のテクスト比較を実践した。
それぞれのテクストが容易に比較できるようにパソコンでテクスト処理をした。つまり、各テクストの顕著な特徴をパソコンによって包括的に把握することを可能にするために、まずBenson版テクストを基準にした各行が対応しているテクストを作成した。その際、用いた手順は実績報告書(冊子)の序文(英文)に述べたとおりである。各テクストを行単位で出力し、単語が共通するところと違うところが一目で把握できるようなリストを作成した。
前研究((1)「パーソナル・コンピュータによる『カンタベリー物語』諸刊本の計量的比較」,(2)「『トロイルスとクリセイデ』諸刊本のコンピュータによる計量的比較」,(3)「コンピュータによるチョーサーの夢物語詩諸刊本の計量的比較」)のように、研究成果は学会機関誌等に発表する予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 地村彰之: "Chaucerの英語における音位転換"英語史研究会会報. 7. 6-10 (2002)

  • [文献書誌] Akiyuki Jimura: "A Comprehensive Collation of the Hengwrt and Ellesmere Manuscripts of The Canterbury Tales : General Prologue"広島大学大学院文学研究科論集(特輯号3). 62. 70 (2002)

  • [文献書誌] 地村彰之: "チョーサーの英語における多元性"中世ヨーロッパ文化における多元性. 79-117 (2002)

  • [文献書誌] Akiyuki Jimura: "A Comprehensive Textual Comparison of Chaucer's Dream Poetry"大学教育出版. 180 (2002)

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi