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2003 年度 実績報告書

17世紀英文学における宗教思想について

研究課題

研究課題/領域番号 13610577
研究機関広島大学

研究代表者

吉中 孝志  広島大学, 大学院・文学研究科, 教授 (30230775)

キーワード17世紀 / イギリス / 文学 / 宗教
研究概要

本研究計画遂行の3年目にあたる今年度の支出は、本科学研究費補助金申請の段階で要望していた予算額が充当されなかったため、その殆どを海外での調査・研究と残りのわずかを国内での調査に当てざるを得ず、研究の発展のため当初購入予定であった第2次資料の中でも特にピューリタニズムを風刺、攻撃する文献が全く購入できず、調査に支障をきたした。しかしながら、予定どおり7月14日より17日まで連合王国ダラム大学で開催された17世紀研究国際学会に参加し、本研究において特に重要な宗教詩人Henry Vaughanに関する研究報告を聞き、Peter Thomas、Jonathan Nauman、Donald R.Dicksonらの専門家と意見交換を行うことが出来た。これが契機となってVaughan研究の国際的組織であるThe Usk Valley Vaughan Assoiationの日本人で唯一の会員となり最新の研究成果を受信し発信する基盤ができた。さらにダラムでの国際学会参加の収穫としてロンドン大学のWarren ChernaikやMartin Dzelzainisとの意見交換により17世紀政治思想、殊に「自由思想」の発展が、宗教思想上の「自由意志」を理解する上で必要なのではないかと考えるようになった。オックスフォード大学・ボドリアン図書館で資料調査および閲覧、さらに7月30日より8月2日まで宗教的イコノロジーに関する資料収集のため、帰国途中にイタリア・ミラノのPinacoteca di Brera及びPinacoteca Ambrosianaで調査した。これらの研究成果の一部は、出版間際であった研究論文(以下11の項に記載)に反映することができた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 吉中 孝志: "Interpreting Nature's Mystic Book : Marvell's Upon Appleton House"Pregrinator : Essayson Literature in English to Celebrate the Seventieth Birthday of Professor Akira Yasukawa. 267-294 (2003)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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