ドイツ語マルチメディア教材開発の最新動向を把握するため、スイスのルツェルン経済大学で7/30〜8/4まで開催された「第12回国際ドイツ語教育学会」のマルチメディア分科会に参加して、コンピュータやインターネットを活用した新しいドイツ語教育について、各国の研究者と広く情報交換を行なうと共に、ドイツ、アメリカ、ポーランド等で開発されたドイツ語教育ソフトウェアを試用する機会を得た。 また、国内でも日本ドイツ語情報処理研究会、西日本独文学会教育部会研究発表会等のITを利用した外国語教育をテーマにした研究会に参加し、他大学の研究者と広く意見交換と討議を行なった。 以上のような調査・研究会参加・意見交換等で収集した資料を整理し、文字、音声、映像等のマルチメディアを利用したドイツ語教材の作成に着手した。まずは教材作成に必要な機器等(デジタルビデオカメラ、ノンリニア編集用のパーソナルコンピュータおよびビデオ編集ソフトウェア)を購入し、それを使って同僚のドイツ人教員1名のインタビューを撮影した。また、Webベースの教材作成のためのソフトを試用し、それを用いた教材作成方法を検討した。 来年度はさらに数名分のインタビューを撮影すると共に、ピデオの編集と教材化をすすめて、試作した教材を後期の授業で実際に使いながら改良を加えていく予定である。
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