13年度に撮影したドイツ人教員1名のインタビューのビデオ映像をPCに取り込み、ノンリニア編集して、Web上で公開できる形に加工した。さらにこのビデオ素材をWebベースの教材プラットフォームであるWeb Exerciseに組み込んでドイツ語の聴き取り訓練用の教材を作成した。作成した教材は、我々が担当するドイツ語の授業で実際に使いながらその効果を検証した。授業での検証結果をふまえて教材を改良し、さらに全体を統一の取れた内容にするためにはもう少し時間が必要であるが、なるべく早い時期に完成させ、Web上で公開する予定である。 また上記の教材開発と平行して、ドイツ語読解力訓練用の教材作成システムも自然言語処理の研究者の協力を得て開発した。これは辞書を引かずに多読ができるように、Webブラウザーの画面上で未知語にマウスポインターを置くとその単語の意味が表示される「注釈付きテクスト」が簡単に作成できるシステムで、Web上での簡単な加工作業で適切な訳語を付与できる。フリーウェアとして公開できるように、自前の独和辞書を使いながら拡充していくので、テクストを加工することによって、同時に辞書を鍛えることができるようになっている。こちらも現在辞書を整備している段階であるが、近い内に公開できる見通しである。
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