研究概要 |
主に先行研究の文献調査を行い,それと平行して郵送法による継続的なアンケート調査を行った.これにより平成15年度の研究への準備が完了した. 近年の先行研究と報告資料を集めた.データベースに加えた. アンケート調査を行った.資料は世界の都市×語形の二次元配列とし,都市のスペイン語の多変量解析を行った.集計32都市の資料を収集した. ロサンジェルス,シカゴ,ダラス,ニューオリンズにおけるスペイン語の言語景観の観察と資料収集を行い,現地の研究者へのヒアリングで観察を補足した. 南カリフォルニア大学教授,シルバ・コルバラン氏を東京に招聘し,言語景観の観察資料と面接調査のビデオの検討,および分析の共同作業を行った.コルバラン氏にはロサンジェルススペイン語についての情報をいただき,継続的な研究交流の方法を打ち合わせた. 合衆国のスペイン語については,ロサンジェルス,ニューヨーク,マイアミ,シカゴなどの大都市が重要であるが,ロサンジェルスを集中的に調査することにより,他の地点の資料との比較が可能になるので,今回のロサンジェルスその他の現地調査と東京での共同作業は有意義であった. アンケート調査を継続する.資料は世界の都市×語形の二次元配列とし,都市のスペイン語の多変量解析を行った. ロサンジェルスでの語彙調査の分析を「東京スペイン語学研究会」で発表し,同内容をスペイン語にしてスペインの学術誌に投稿した(現在印刷中). 研究成果の中間報告書をまとめた. データベース化したスペイン語語彙バリエーションの資料をインターネット上で公開した. http://gamp.c.u-tokyo.acjp/~ueda/varilex/index.html
|