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2001 年度 実績報告書

モーリシャスにおける文学の誕生とその受容

研究課題

研究課題/領域番号 13610645
研究機関富士常葉大学

研究代表者

小池 理恵  富士常葉大学, 流通経済学部, 講師 (80329573)

キーワードMauritius / Virahsawmy, Dev / Mauritian Creole / Morisien
研究概要

Mauritiusは1968年に英国より独立した若い国である。英語を公用語としながらも、70%以上の国民がモーリシャス語(known as Mauritian Creole)を使用し、半数以上が英語よりもフランス語を目常使用している。このような現状から、英語は行政レベルを超え、文化,文学そして教育の中心となりえるのか、また、モーリシャス語(Morisien)は母国語として定着しつつあるのか、という点に力点を置いた今回の実地調査では、作家Dev Virahsawmyが、母国語としてMorisienを確立するために立ち上がってから今日に至るまでのプロセスを調査した。彼は、異なる人種、民族、宗教が混在するMauritiusにおいては、国家統一の道具として共通の母国語の必要性を提唱し、Morisienで創作活動を続けてきた。そして、Virahsawmyがモーリシャス文化のみならず、国家そのものに与えた影響を現地にて調査。言語政策において重要な機関であるM.G.I(Mahatma Gandhi Institute)やBritish Councilの方針や具体的活動を調査することにより、Virahsawmyの立場と困難さが明確になった。彼のこれまでの母国語運動の成果としては、Morisienの劇、ニュース番組、聖書、そして、University of Mauritiusに新設されるコースが挙げられる。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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