研究課題
日中戦争に関するこの研究計画は4つの部分からなる。(1)戦時中国の地方政権、(2)軍事史、(3)戦時の文化と社会、(4)外交と国際関係。平成15年度の重点は、2002年にハーヴァード大学で行われた(1)の地方政権に関する国際会議の論文集を編集することであった。現在3編の英文論文の訳文点検を除いて編集作業は完了している。平成16年6月に慶応義塾大学出版会に原稿を渡し、秋に出版する予定である。平成16年1月ハワイ・マウイ島において(2)の日中戦争の軍事史に関する国際会議を開催した。日米中台の専門家約50人が参加し、そのうちに日本の研究者12人が含まれている。この会議に参加するために日本において毎月1回の割合で報告会を開催した。(この会議については、添付した『会報』第4号参照)。現在提出された論文の編集にあたっており、平成16年末までに編集を終え、平成17年夏に論文集の出版を目指している。現在(3)の日中戦争中の文化と社会に関する研究会を隔月に行っている。平成18年に日本で第3回目の国際会議を開催することを計画している。
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