研究課題/領域番号 |
13620111
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
勝村 誠 立命館大学, 政策科学部, 助教授 (80319491)
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研究分担者 |
森 隆知 立命館大学, 政策科学部, 助教授 (10268146)
田林 葉 立命館大学, 政策科学部, 助教授 (80257807)
重森 臣広 立命館大学, 政策科学部, 教授 (50235529)
森 正美 京都文教大学, 人間学部, 助教授 (00298746)
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キーワード | 地方自治 / 地域振興 / まちづくり / むらおこし / 地域資源 / ネットワーク / 自治体 / 地方政治 |
研究概要 |
平成15年度もこれまでと同様に京都府総務部地方課地域振興係と連携して、京都府地域づくり交流ネットワーク推進協議会の運営に関わり、現場における地域振興政策にかかわりながら、それを観察・調査してきた。具体的には、「地・生きネットML」というインターネット上のメーリングリストを活用し、京都府内においてさまざまな「地域づくり」活動を行っている人々の情報交換・意見交流をはかっている。このメーリングリストのログは、ネットワークによるコミュニケーションと現場におけるリアルな地域づくり政策との関連を分析するための貴重な資料として活用が可能であると思われる。 現場の実践として、8月には京都府与謝郡伊根町において、地域づくりにかかわる人々との交流事業を行った。「伊根塾」という異業種交流に力点を置いた地域づくり団体を核にして、行政関係者、大都市住民、コンサルタント関係者、大学関係者も加わり、グリーンツーリズムの実験的事業を行い、その後、現場からの報告を受けて、意見交換をした。11月には京都府向日市で時限的エコ・ミュージアムの実験事業を行った。向日市上植野地区における地域資源として、民家の一般公開を行い、京都府南部で同様の事業を行っている「山背古道探検隊」のメンバーや行政関係者との経験交流を行った。3月には京都府相楽郡精華町で地域づくりの交流会を開き、精華町における地域づくり活動の実態について報告を受け、意見交換をした。このときには亀岡市の地域づくりについても報告を受けた。 「ネットワーキング型」というキーワードに引きつけると、上記のメーリングリストの活用に加えて、今年度はホームページによる情報交流にも力を入れた。京都府地域づくり交流ネットワーク推進協議会のホームページを全面的にリニューワルするとともに、「地・生きネット京都」のホームページを新設し、情報交流の基盤づくりに努めた。
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