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2004 年度 実績報告書

京都府におけるネットワーキング型の地域振興政策に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13620111
研究機関立命館大学

研究代表者

勝村 誠  立命館大学, 政策科学部, 助教授 (80319491)

研究分担者 重森 臣広  立命館大学, 政策科学部, 教授 (50235529)
田林 葉  立命館大学, 政策科学部, 教授 (80257807)
森 隆知  立命館大学, 政策科学部, 助教授 (10268146)
森 正美  京都文教大学, 人間学部, 助教授 (00298746)
キーワード地方自治 / 地域振興 / 地域づくり / 地域政策 / ネットワーキング / 政策科学 / パートナーシップ / 公民協働
研究概要

最終年度にあたる2004年度は、1)京都府が進めてきた地域づくり施策の総点検を行うとともに、2)京都府内の地域づくり団体に対するアンケート調査を実施し、3)地域づくりリーダーへのライフヒストリー調査を実施した。
1)については京都府総務部地方課の協力を得て、歴代の「地域づくり施策」担当者にインタビュー調査を行うとともに、業務を通じて収集された資料のうち公表可能なものを提供していただいた。都道府県の「地域づくり」施策については全国に設置された協議会を府県で運営しているケースが大半であるが、全国的なルール作りや財源保障がないために都道府県政のなかにこの施策がどう位置付くかによって、各府県の実情はさまざまである。また、ソフト事業であり、予算の有無にかかわらずできることはあるため、担当者がこの施策に可能性を見いだすか、否かによって、事業の進展が左右されることも明らかになった。
2)については、アンケート調査を実施することによって、各地域づくり団体の実情をよりリアルに把握することができた。同時に資料の提供も依頼したのであるが、多くの地域づくり団体から協力を得ることができ、今後の地域振興政策に生かすための重要なデータベースが構築できた。
3)については、地域づくりリーダはどのようにして生まれるのかを、ライフヒストリー調査によって描いてみようとしたものである。地域づくりは自主的に進められなければならないが、その担い手にはある種の使命感が欠かせない。また、地域においてそのリーダを支える基盤も重要である。このたびの調査対象者を見る限りでは、地域づくりリーダの資質として、当該地域とそこに暮らす人びとへの愛着・愛情、まわりからの信頼が必要条件であるという当たり前の結論が得られた。そして、持続的なリーダは地域づくりそのものを楽しむことができる精神をかねそなえていることが確認できた。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (6件)

  • [雑誌論文] 中西伊之助の植民地観-『赭土をめぐむものを手がかりに』2005

    • 著者名/発表者名
      勝村 誠
    • 雑誌名

      日本文化研究(大韓民國・東アジア日本学会) 14輯

      ページ: 7-28

  • [雑誌論文] 政策科学とはなにか(3行為)2004

    • 著者名/発表者名
      勝村 誠
    • 雑誌名

      政策科学の基礎とアプローチ(村山皓, 川口清史編)

      ページ: 11-18

  • [雑誌論文] 地域政策の源流2004

    • 著者名/発表者名
      勝村 誠
    • 雑誌名

      政策科学の基礎とアプローチ(村山皓, 川口清史編)

      ページ: 70-81

  • [雑誌論文] 政策と公正2004

    • 著者名/発表者名
      重森 臣広
    • 雑誌名

      政策科学の基礎とアプローチ(村山皓, 川口清史編)

      ページ: 53-60

  • [雑誌論文] フェミニズムと政策科学2004

    • 著者名/発表者名
      田林 葉
    • 雑誌名

      政策科学の基礎とアプローチ(村山皓, 川口清史編)

      ページ: 129-137

  • [雑誌論文] 情報セキュリティ2004

    • 著者名/発表者名
      森 隆知
    • 雑誌名

      政策科学の基礎とアプローチ(村山皓, 川口清史編)

      ページ: 253-262

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公開日: 2006-07-12   更新日: 2016-04-21  

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