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2002 年度 研究成果報告書概要

経済学における大学教育と高校教育の最適接続性の建久

研究課題

研究課題/領域番号 13630013
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 経済理論
研究機関広島大学

研究代表者

吹春 俊隆  広島大学, 経済学部, 教授 (40136031)

研究期間 (年度) 2001 – 2002
キーワード教科書 / 授業 / 政治・経済 / 経済学 / 環境問題 / 平成不況
研究概要

私は平成13年度の科学研究費補助金を得て,多くの高校へ実際に出かけて模擬授業を行い,高校の「政治経済」と大学の「経済学」をいかにしてスムーズに接続させる事が出来るかの研究を行った.その場合,高校生に興味のあるテーマを探すのみならず,できるだけ高校の社会科の先生方と話し合って,「政治経済」の授業を行う場合の間題点を探った.多くの高校に共通するのは,経済学専攻の社会科教師は少なく,歴史専攻の社会科教師が多いという点であり,「経済」編を教えるのが難しく,「政治経済」を提供している高校は意外に少ないことが分った.また,これらの先生方の意見として興味深かったのが,歴史の教科書,参考書とくらべ,経済学の教科書や参考書の数が少ないという点であった.これはどうも,大学の教科書として「経済学(入門)」,「ミクロ経済学(入門)」,「マクロ経済学(人門)」など,発行数は少なくないと思われるが,理論偏重で多様性が少ないとの印象を与えているのが理由ではないかと思われる.そこで平成14年度はこれらの点を考慮した「経済学入門」の教科書を執筆し,出版する事へ向け準備を始めた.ミクロ編では「環境間題」を1つのキーワード,マクロ経済学では「バブル崩壊」を1つのキーワードとして歴史と理論を融合するような教科書を目標とした.平成14年度は中間報告として民間シンクタンクの発行する月刊雑誌に全体的なスケッチを発表した.また,ある教科書の1章を執筆担当しているので「バブル崩壊」と平成不況の問題を歴史と理論を融合するように執筆した.これらの点をさらに発展させた「経済学入門」の教科書を執筆・出版した.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 吹春俊隆, 橋本康博, 他2名(4名, (1)番目): "経済学における大学教育と高校教育の最適接続性の研究;高等学校教科書「政治・経済」の点検"学部・附属学校共同研究紀要(広島大学). 第30号. 81-88 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 吹春俊隆: "コア・テキスト経済学入門"新世社. 308 (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] Toshitaka Fukiharu, et al.: "A Study of Optimal Continuity from High School Education to College Education-Examination of High School Textbooks"The Annals of Educational Research (Hiroshima University). vol.30. 81-88 (2002)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] Toshitaka Fukiharu: "Core Text-Introduction to Economics"Shinseisha. (2004)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2005-04-19  

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