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2003 年度 実績報告書

戦間期の経済理論、経済政策論、社会哲学の相関的探究

研究課題

研究課題/領域番号 13630017
研究機関上智大学

研究代表者

平井 俊顕  上智大学, 経済学部, 教授 (60119112)

キーワードKeynes / Cambridge / Hicks Papers / Robertson / Hawtrey / Pigou / Interwar Period
研究概要

本年は、海外での研究報告ならびに海外の研究者との共同研究の推進、ならびにそれに向けての国内の研究者との共同研究に大きな努力を払った。
5月には、経済学史学会(同志社大学)において、「『確率論』と「若き日の信条」」を報告した。
9月には、History of Economic ThoughtのAnnual Conference (Univ.of Leeds)において"The Turning Point in Keynes's Theoretical Development : from A Treatise on Money to the General Theory"を、また12月にはInternational Workshop (Univ.of Hitotsubashi)において"Keynes as a Theorist and as a Commentator during 1923-1930"を、さらに2月にはEuropean Society for the History of Economic Thought (Venezia and Treviso)において、"Keynes as a Theorist and as a Commentator during 1923-1930"を、それぞれ報告するとともに、コメンテーターとしても参画した。また、10月以降、Univ.of Rome "La Sapienza" (Italy)のケンブリッジ学派研究グループ(代表:Prof. Cristina Marcuzzo)に参加し、11月と1月にケインズの理論をめぐる研究報告を行うとともに、具体的な共同研究の組織化に着手し、その結果2004年から日欧の研究者によるワークショップを設立することに合意が得られている。さらに3月にはUniv.of Nice (France)のProf.Richard Arenaのセミナーで2日間にわたる報告を行った。
また、2004年5月には経済学史学会(北星学園大学)の共通論題「ケンブリッジ学派の多様性とその展開」の開催が決定しており、組織者として研究会を開くことでその準備を進めてきている。
なお、資料調査としては、神戸商科大学所蔵の「ヒックス文庫」を3度にわたり調査し、そのなかにあるJohn Hicks-Ursula Hicks書簡を収集・トランスクライブする作業を、現在、共同研究者と実施中である。
以上に平行して「戦間期の経済理論、経済政策論、社会哲学の相関的探究」に関する研究成果報告書の作成を進めてきている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 平井俊顕: "戦間期ケンブリッジの社会哲学-ピグー、ロバートソン、ホートリーを中心として"上智経済論集. 第49巻第1・2号. 45-89 (2004)

  • [文献書誌] 平井俊顕: "Keynes as a Theorist and as a Commentator during 1923-1930 -From A Tract on Monetary Reform to A Treatise on Money"COE Discussion Paper, Institute of Economic Research, Hitotsubashi University. 1-33 (2004)

  • [文献書誌] 平井俊顕: "ケインズとケンブリッジ的世界(仮題)"ミネルヴァ書房. (2004)

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公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

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