研究分担者 |
大槻 繁雄 武蔵野工業大学, 工学部, 教授 (50070644)
内野 明 専修大学, 商学部, 教授
飯原 慶雄 東洋大学, 経営学部, 教授 (00065426)
高橋 裕 専修大学, 商学部, 専任講師 (70317634)
田中 伸英 学習院大学, 経済学部, 教授 (10118763)
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研究概要 |
社会経済の著しい変化に応じて,経営数学ないし経営科学(MS/OR)の理論の進展は著しく,また従来経営数学の課題とは考えられてこなかった諸問題にもその適用が求められるようになっている.しかし,その一方で,数理的なアプローチは特に社会科学系の学生にますます敬遠されるようになっている.本研究はこのような状況のブレイクスルーを目的とする. この目的を達成するために,研究参加者,(1)経済のソフト化・サービス化・情報化に対応し,社会全体との調和のとれた経営を目指す新しい経営数学の体系化をはかるとともに,標準的なカリキュラム体系,シラバス案を提示するシラバス/カリ体系化チームと,(2)情報機器の利用,グループ分けしたマネジメントゲームなど従来の枠にとらわれない経営数学教育方法および具体的教材内容の提示を行う教材モデル開発チームの2チームに分けて,チーム毎に調査研究を行うとともに,2チーム合同のミーティングも数回行った. 各チームの研究成果の概要を示すと次の通りである:(1)シラバス/カリ体系化チームでは、経営数学関連科目のシラバス(講義内容)を調査分析するとともに,通常のオペレーションズ・リサーチの授業ではふれられないマーケティング論,ファイナンス論組織論等において利用されている数学の内容や程度について調査研究した.(1)教材モデル開発チームでは,昨年度までに開発した教材の問題点とその修正方法について検討を重ねるとともに,既存の教材・教育方法についての調査を継続した.また,メンバーの1人は試作のレベルを超えて,公刊書籍と完全公開のインターネットWWWシステムの両方を活用する新しい教材を発表し,関心を集めた.
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