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2002 年度 実績報告書

企業組織のコミュニケーション・コンテクスト特性と事業構造の関係

研究課題

研究課題/領域番号 13630149
研究機関高千穂大学

研究代表者

平松 茂實  高千穂大学, 経営学部, 教授 (30199096)

研究分担者 永戸 哲也  高千穂大学, 経営学部, 専任講師 (60317659)
キーワードコミュニケーション・コンテクスト / コンテクスト / 企業組織 / 日本的経営 / 組織戦略 / 日本企業の組織変化 / ホール(E.T.Hall)
研究概要

1:コミュニケーション・コンテクスト(あるいは単にコンテクスト)について、E.T.Hallの2種モデルを強化した4種モデルを構築した。
2:コンテクストと組織関連の経営諸要因との関係フレームワークを構築した。
3:企業組織は通常異なるコンテクスト型部分組織の集合体(いわばモザイク構造体)をなすことを提起し、確認した。
4:1、2を適用した実態調査により、主要国のコンテクスト型を確認した。
5:特に現代日本企業のコンテクスト型はこれまでに確認されているハイ・コンテクスト型からハイ・コンテクストとロー・コンテクストの混合型に構造転換していることを発見した。これは現在の日本企業組織は転換過渡期の混乱状態にあり、組織効率が低下していることを意味する。
6:コンテクスト型は職務階層による差は見られないが、企業規模では大規模であるほどロー・コンテクスト化の度合が高いことを見いだした。
7:特定の業種・職務と特定のコンテクスト型とに適合性が認められた。すなわちコンテクスト型に適合した業種・職務の選定、あるいは業種・職務に適合したコンテクスト型の構築強化により、経営効率の向上が期待出来るようになる。
なお平成14年度は上記をデータについて統計的に確認し、アジア経営学会、国際ビジネス研究学会の年次大会に発表し、学会誌への投稿を完了した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 平松茂実, 永戸哲也: "コミュニケーション・コンテクストから見た中国の経営発展の可能性と限界"アジア経営研究. 第9号. (2003)

  • [文献書誌] 平松茂実: "日本企業組織のコミュニケーション・コンテクスト特性と組織関連要因の適合関係"国際ビジネス研究学会年報. 2003年2報. (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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