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2002 年度 実績報告書

戦略的ステークホルダー・マネジメントの実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 13630152
研究機関早稲田大学

研究代表者

小林 俊治  早稲田大学, 商学部, 教授 (00063701)

研究分担者 潜道 文子  湘南短期大学, 商経学科, 専任講師 (60277754)
山口 善昭  東京富士大学, 経営学部, 教授 (00200634)
キーワードベンチャー企業 / 企業倫理 / ステークホルダー / 企業の社会貢献 / フィランソロピー / NPO / 経営戦略 / 内部告発
研究概要

本年度は、まず、実証研究をするための質問票を完成させる目的で研究会を15回ほど開催した。当初は、日経新聞社の「プリズム」、朝日新聞社の「企業の社会貢献」(社)労務研究会の「企業倫理アンケート調査」などの先行研究を検討した。ただ、企業倫理の問題は、各企業にとって社外秘の事項およびプライバシーにも触れる場合がすくなくないので、慎重に作業を進める必要があった。そこで、和書および洋書により、研究デザインから、インタビューの方法、アンケート作成などにかんして研究した。また、統計学的知識も必要とされるので、多因子分析などに関しても研究を行った。そして、テスト用の質問票を作成し、数社でプレテストを行い、問題点を改善した。
本アンケートの特徴のひとつは、ベンチャー企業と大企業に同じ内容の質問票を用意したことである。これによって、両者の企業倫理にたいする取り組みの異同を明らかにする予定である。さらに、東京証券取引所の分類にしたがって、すべての業種に質問票を送ったので、業種問の企業倫理の異同も明らかになるであろう。平成15年1月末に完成し、2月上旬に約430社に発送した。現在、回収もほぼ終了し、回答結果の分析をはじめている。
個人的には、小林が企業倫理に関するシンポジュウムにパネリストとして2回参加した。ひとつは日本経営倫理学会10回大会で「日本における経営倫理の回顧と展望」であり、もうひとつは同学会の第3回関西フォーラム「学校教育と企業倫理」である。潜道は『日本経営倫理学会誌』に「製薬企業における企業倫理と経営戦略の関係性」なる論文を掲載し、また、オーストラリア7月に開催された国際経営学会連合で、日本における企業と社会の関係に関する研究報告(英語)を行った。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小林 俊治: "日本における経営倫理の回顧と展望(パネル、パネリストの1人として参加)"日本経営倫理学会誌. 15(2003年3月末発行予定). 1-25 (2003)

  • [文献書誌] 潜道 文子: "スポーツは誰れのもの?-ソルトレークシティ冬季五輪に想う"現代スポーツ評論. 6. 140-143 (2002)

  • [文献書誌] 小林 俊治: "『経営学辞典』(岡本康雄編著,分担執筆「経営者」の項を担当"同文舘. 546 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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