本年は、研究初年度として、日本及びオーストラリアの比較研究を行うための研究計画の策定から開始した。そのため、海外共同研究者であるマーク・クリステンセン・サザンクロス大学(オーストラリア)講師と電子メール等により連絡を取り合い、本年度はまずここまでの関連研究についてまとめ、必要に応じて論文として刊行すること、さらに、本研究の目的に沿って、比較研究対象となるオーストラリアの地方自治体につきまず中心に研究活動を行い、日本については次年度に中心的に行うこととした。 このための資料収集として、まず、オーストラリアにおいて海外共同研究者マーク・クリステンセンと現地研究打ち合わせおよび資料収集を行い、ここでニューサウスウェールズ州と札幌市を中心に行政評価の会計的比較研究を行うこととした。なお、これらを中心とするが、それに関連する自治体についても検討を加える。具体的には、北海道、三重県、サウス・オーストラリア州等がその対象となる。また、オーストラリア現地においては、資料収集とともに専門家の意見聴取を行っている。 日本においても関連する資料等の収集、専門家の意見聴取を各所に赴き行った。本年度後期においては、これらの資料整理を行っている。 なお、前述の、本研究の目的に関連するここまでの研究の成果の整理につき、研究成果としての論文の刊行も行っている。
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