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2002 年度 実績報告書

企業財務情報データベースの設計と実装に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13630171
研究機関早稲田大学

研究代表者

辻 正雄  早稲田大学, 商学部, 教授 (20063787)

研究分担者 前野 譲二  早稲田大学, メディアネットワークセンター, 講師 (30298210)
葛山 康典  早稲田大学, 社会科学部, 助教授 (10257222)
河 榮徳  早稲田大学, 商学部, 教授 (70228378)
大鹿 智基  早稲田大学, メディアネットワークセンター, 助手 (90329160)
キーワード企業財務情報 / データベース / XBRL / XML / NEEDS / インターフェース / セマンティックス
研究概要

本研究は,会計情報をデータベースとして実装するとともに,実装にあたって考慮すべき様々な問題について検討を行った.
会計情報をデータベースとして実装する際に留意しなければならないのは,検索性である.この検索性は,次に、インターフェースという問題と意味(セマンティックス)という2つの問題に分類される.本研究では会計情報のデータベース化に当たってこれをXML(Extensible Markup Language)によって記述することでこの2つの問題を同時に解決した.
XMLによって記述することで,インターネットへの順応性が高まり,Webを利用することが可能になる.また,データはあらかじめ意味付けした上でデータベース上に表現されているため,単なる金額や数値としてではなく,意味を持ったデータとして直接目的とする数値を検索することが可能である.具体的には,データベース化される対象となる日経NEEDSデータベースについて,XBRL(Extensible Business Reporting Language)の現格に従い,XML Schemaによって記述されたタクソノミー文書で会計データの雛形(テンプレート)を作成し,また表示や勘定科目間の関係を表すリンクベース文書を作成した.次に,日経NEEDSデータベースをXBRLのインスタンス文書として変換,これをデータベースに格納した.
また,このデータベースからデータを抽出するためのインターフェースを実装し,閲覧に供した.データベースの性能は,2,000件前後の企業について10程度の勘定科目を表示する場合,1秒以下で検索が完了する.クライアントコンピュータに表示されるまでを含めても,10秒程度ですべての処理が完了するなど,非常に高性能である.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 辻 正雄: "連結決算に係る新基準の経営および資本市場への影響"企業会計. 第55巻第3号. 4-12 (2003)

  • [文献書誌] 前野 譲二: "企業情報データベースの実装と運用"平成14年度情報処理教育研究集会論文集. 335-338 (2002)

  • [文献書誌] 大鹿 智基: "Valuation for IPO Companies : Cosi Inc."MNC Comunications. 5(未定). (2003)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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