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2001 年度 実績報告書

南部・ヤコビ構造のポアソン化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 13640058
研究機関秋田大学

研究代表者

三上 健太郎  秋田大学, 工学資源学部, 教授 (70006592)

研究分担者 小林 真人  秋田大学, 工学資源学部, 助教授 (10261645)
河上 肇  秋田大学, 工学資源学部, 助教授 (20240781)
坂 光一  秋田大学, 工学資源学部, 教授 (20006597)
宇野 力  秋田大学, 教育文化学部, 助教授 (20282155)
鳥巣 伊知郎  秋田大学, 工学資源学部, 助手 (50323134)
キーワードシンプレクティック / ポアソン / 南部・ヤコビ構造 / 接分布 / 接触構造 / エンゲル構造
研究概要

多様体M上の接分布Dについて,Mの余接バンドルT^*Mでのannihilator部分束D^*のある開部分多様体Sを考える。Mの次元が奇数で,Dの余階数(co-rank)が1であるとき,Dが接触構造(contact structure)である必要十分条件はannihilator subbundle D^*の開部分多様体SがT^*Mのsymplectic submanifoldであることがV.I.Arnoldによって知られている。
南部・ヤコビ構造のポアソン化の研究の第一歩として,余階数が2以上の接分布について,そのannihilator subbundle D^*の開部分多様体Sがsymplectic submanifoldである事と,接分布Dの幾何学的性質との関係を研究した。余次元2の場合,多様体Mの次元は偶数でなければならず,然るときannihilator subbundleの開部分多様体Sがsymplectic submanifoldになる自明でない例として,4次元多様体のEngel分布を見つけた。この経緯は
2001年8月のリオデジャネイロにおける「Foliation 2001」国際研究集会,
2001年10月の新潟大学理学部数学教室談話会
2001年11月の大垣市での「Symplectic幾何とその周辺」研究集会
で発表した。これらの発表に対する質疑応答を通して,2次元分布であれば余階数が何であってもそのannihilator subbundleの開部分多様体Sは必ずsymplectic submanifoldになることがわかった。この成果は今論文にまとめる準備中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kentaro Mikami: "An interpretation Schouten-Nijenhuis bracket"Mathematical Physics Studies (Noncommutative Differential Geometry and its Applications to Physics). 23. 131-143 (2001)

  • [文献書誌] Ichiro Torisu: "On the additivity of Thurston-Bennequin invariant of Legendrian knots"京都大学数理解析研究所講究録. 1229. 1-9 (2001)

  • [文献書誌] Chikara Uno: "Sequential point estimation of the powers of a normal scale parameter"Metrika. (to appear). (2002)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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