• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 研究成果報告書概要

変分問題に関連した位相幾何学およびMathematicaプログラムの応用

研究課題

研究課題/領域番号 13640090
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 幾何学
研究機関富山国際大学

研究代表者

亀子 正喜  富山国際大学, 地域学部, 助教授 (50270343)

研究期間 (年度) 2001 – 2003
キーワード分類空間 / 例外リー群 / ループ群
研究概要

リー群Gが例外群F4,E6,E7,E8でp=3の場合や、GがE8でp=5の場合にはGの整係数コホモロジーはp torsionを持ち、その分類空間のmod pコホモロジーはその計算がなされている場合も計算結果そのものが複雑であるかあるいは計算そのものがいまだなされていないかである。また、リー群の分類空間のmod pコホモロジーに関してはAdamsの予想としていわゆるQuillenの準同形がpが奇素数の場合に単射になるという予想があるが、このような形で分類空間のmod pコホモロジーが計算できればその結果は以前の計算よりも望ましい形になると考えられる。またこれらの例外リー群の分類空間のmod pコホモロジーの研究ではcotorsion productをE2項とするRothenberg-Steenrodスペクトル系列が重要な役割を果たしてきている。今回の研究成果としては、ある種の不変式環の生成元の次数の計算(これはMathematica等のコンピュータを用いた計算で確認ができる)によりp=3,G=F4,E6,E7,p=5,G=E8の場合にはRothenberg-Steenrodスペクトル系列がE2レベルで退化しさらに上のAdamsの予想は成り立つこと、p=3,G=E8の場合にはmodpコホモロジーへ収束するRothenberg-Steenrodスペクトル系列はE2レベルでは退化しないことを示すことができることがわかった。また、ある種のcotorsion productの計算は巡回群のコホモロジーの計算と同じになることがわかった。この種の計算の変分問題とも深く関係するループ群の分類空間のコホモロジーへの応用が期待される。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2004

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] On the Rothenberg-Steenrod spectral sequence for the mod 3 cohomology of the classifying space of the exceptional Lie group E82004

    • 著者名/発表者名
      亀子正喜, 三村護
    • 雑誌名

      数理解析研究所講究録 1357

      ページ: 95-102

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] On the Rothenberg-Steenrod spectral sequence for the mod 3 cohomology of the classifying space of the exceptional Lie group E82004

    • 著者名/発表者名
      Masaki Kameko, Mamoru Mimura
    • 雑誌名

      Suurikennkoukyuuroku 1357

      ページ: 95-103

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

URL: 

公開日: 2006-07-11  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi