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2001 年度 実績報告書

モデル理論における単純性と融合可能性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 13640099
研究機関筑波大学

研究代表者

坪井 明人  筑波大学, 数学系, 助教授 (30180045)

研究分担者 塚田 信高  筑波大学, 数学系, 助手 (50015559)
塩谷 真弘  筑波大学, 数学系, 講師 (30251028)
本橋 信義  筑波大学, 数学系, 教授 (70015874)
桔梗 宏孝  東海大学, 理学部, 助教授 (80204824)
西村 泰一  筑波大学, 数学系, 講師 (70135614)
キーワード単純性 / モデル理論 / 安定性
研究概要

(A)可算言語Lに対する非可算L-構造Mがquasi-minimalとは次の条件が成立することである.
●任意のL(M)-formulaφ(x)に対して,その解集合φ^Mが可算またはその補集合-φ^Mが可算になる.
strongly minimalな構造は必ず,quasi-minimalになる.また,ω_1-categoricalな構造がquasi-minimalになるのは,strongly minimalであるときに限る.しかし,unstableな構造であっても,quasi-minimalになるものは数多く存在することがわかる.我々の研究では,quasi-minimalな構造に対して,ある種の構造定理を構築したのをはじめ,次のような結果を得た :
1.Tがω-stableの場合に次の二つの条件は同値になる :
●Tはquasi-minimalなモデルを持つ :
●Tはquasi-minimalなω-saturatedな構造を持つ.
(B)また,ペアノ公理系(PA)のモデルに関する研究を行った.この研究では,PAのnonstandard modelの加法部分から乗法部分がどの程度決定されるかを考察した.その結果,我々は次を得た :
2.PAのnonstandard modelに対して,そのreduct M_o=M|{+}を考える.M_oのPA言語への拡張M'でM≠M'(構造として)となるものがある.
さらにこのM'はMと同型なものがとれる.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 坪 井 明 人(Akito Tsuboi): "Random Amalgamation of Simple Theories"Math. Log. Quart.. 47. 45-50 (2001)

  • [文献書誌] S.Shelah., Akito Tsuboi: "Definability of Initial Segments"(submitted).

  • [文献書誌] Hirokazu Nishimura: "Synthetic Differential Geometry of Jet Bundles"Bull. Belg. Math. Soc. 8. 639-650 (2001)

  • [文献書誌] Masahiro Shioya: "Generating the club filter on P_k(λ)"Topology and Its Application. (to appear).

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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