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2001 年度 実績報告書

巨大基数的性質を持っているイデアルの研究

研究課題

研究課題/領域番号 13640113
研究機関名古屋大学

研究代表者

松原 洋  名古屋大学, 大学院・人間情報学研究科, 助教授 (30242788)

研究分担者 阿部 吉弘  神奈川大学, 工学部, 助教授 (10159452)
小澤 正直  東北大学, 大学院・情報科学研究科, 教授 (40126313)
吉信 康夫  名古屋大学, 大学院・人間情報学研究科, 助手 (90281063)
塩谷 真弘  筑波大学, 数学系, 講師 (30251028)
キーワード公理的集合論
研究概要

1970年代にT.MenasはR.Solovayのstationary集合の分割定理のP_Kλ-版である次の予想を提唱した.
Menasの予想「P_Kλのすべてのstationaryな部分集合はλ^<K個のstationaryな集合に分割できる」現在ではのMenasの予想は集合論の公理系ZFCから独立していることが知られている.しかし松原はS.Shelahと共に「もしλが強極限特異基数ならば、P_Kλのすべてのstationaryな部分集合はλ^<K個のstationaryな集合に分割できる.」を示した.またそのようなλについては、NS_Kλ(P_Kλ上のnon-stationary ideal)はnowhere precipitousとなっていることも示した.松原はこのとき用いた手法を解析して、「skinny」という概念を導入して次の結果を得た.(1)もしもstationaryなX⊆P_Kλがskinnyでstationaryな部分集合を持たないならばNS_Kλ|Xはnowhere precipitousである.(2)λが強極限特異基数ならば、skinnyでstationaryなP_Kλの部分集合は存在しない.さらGCH(一般連続体仮説)を仮定したときには、P_Kλのskinnyでstationaryな部分集合の存在よりλでのdaiamond principleが導けることを証明した.このことより次の結果が得られる.GCHを仮定すれば、NS_Kλのprecipitous性より{α<λ:cf(α)<K}のすべてのstationaryな部分集合Xに対しNS_λ|Xが2^λ-飽和とならないことが導ける.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y. Matsubara: "Stronger ideals over P_Kλ"Fundamenta Mathematicae.

  • [文献書誌] Y. Matsubara, S. Shelah: "Nowhere Precipitousness of the non-stationary ideal over P_Kλ"Journal of Mathematical Logic.

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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