研究課題/領域番号 |
13640198
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研究機関 | 岡山理科大学 |
研究代表者 |
神谷 茂保 岡山理科大学, 工学部, 教授 (80122381)
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研究分担者 |
村上 悟 岡山理科大学, 理学部, 教授 (40123963)
竹中 茂夫 岡山理科大学, 理学部, 教授 (80022680)
示野 信一 岡山理科大学, 理学部, 助教授 (60254140)
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キーワード | ユニタリ群 / 離散群 / 基本領域 / Heisenberg translation / loxodromic / boundary elliptic |
研究概要 |
1.離散群の研究において2つの元より生成される群の離散性の判定は、重要な問題である。複素双曲空間に作用するDU(1,2;C)の部分群の離散性の判定法について次の2つの場合に分けて研究した。 (1)Heisenberg translationを含む場合…これについては、Parkerが、isometric Sphereの半径等を用いて論じた。一方BasmajianとMinerは、stable Basinという概念を導入し離散性を論じた。Basmajian-MinerのStable Basinに関する定理を拡張した。又Parkerの結果を用いてBasmajian-Minerの結果をみちびいた。 (2)boundaryellipticあるいはloxodromicな元を含む場合…loxodromicな元を含む場合については、cross-ratioなどの幾何学的な量を用いて離散性を論じた。又boundary ellipticな元を含む場合は、そのcomplex lineについて考察し、これを用いて離散性判定条件を与えた。 2.3つのComplex refiectionにより生成されるPU(1,2;C)の部分群の離散性についてこの群の基本領域をgeneralized isometric sphereを用いた一般化されたFad領域の構成により求めようとしているが初期段階である。
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