研究分担者 |
谷 温之 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (90118969)
塩川 宇賢 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (00015835)
菊池 紀夫 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (80090041)
中野 実 慶應義塾大学, 理工学部, 講師 (00051607)
仲田 均 慶應義塾大学, 理工学部, 教授 (40118980)
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研究概要 |
1.Painleve(I)方程式の2変数版であるところのある種の退化Garnier系についてそのすべての解は有理型であることがわかっていたが,ここでは,その解の極集合の形状について調べた。その結果、ある4階非線形微分方程式をみたす解析関数により表現される解析的集合であることが証明できた。 2.Painleve超越関数(III),(V)について,それにある変換を施した結果得られる有理型超越関数について,その増大度を調べた。その結果Painleve超越関数(III),(V)の値分布についてのより精密な評価を得ることができた。 3.Painleve超越関数(I)に対して,その増大度の下からの評価式を得た。それにより,増大度関数のふるまいをより明らかにすることができた。また,Painleve超越関数(II)についても,ある条件のもとでその位数の下からの評価を得ることができた。
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