わずか2年間の間に非常に重要な研究成巣をあげ、かつそれを著名な雑誌に出版することができた。本年に行った研究成果は以下の通りである。 (1)EITを用いない新しい超低速度光伝搬の理論的提案(11:研究発表を参照)。 (2)上記理論に基づいた新しい手法による光凍結の実現(11:研究発表を参照)。 (3)原子系が持つ軌道角運動量を光へコヒーレントに転写することを実現(11:研究発表を参照)。 (4)超低速光パルス伝搬を利用したGiant非線形効果の理論的導出(11:研究発表を参照)。 (5)光凍結とACシュタルクシフトを利用することで光軌道角運動量を自由に操作することを実現(Physical review Lettersに投稿中)。 (6)凍結再生後の光子統計が保存されていることを世界で初めて評価することに成功(Physical re-view Lettersに投稿中)。 (7)共振器中の極低温原子集団を用いた高透過率を維持した超低速度光パルス伝搬の実現(投稿準備中)。
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