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2001 年度 実績報告書

火山発散物中のヒ素,アンチモンおよび水銀の化学形と挙動

研究課題

研究課題/領域番号 13640490
研究機関鹿児島大学

研究代表者

坂元 隼雄  鹿児島大学, 理学部, 教授 (50041231)

研究分担者 穴澤 活郎  鹿児島大学, 理学部, 助手 (90325762)
冨安 卓滋  鹿児島大学, 理学部, 助教授 (60217552)
キーワードヒ素・アンチモン / 水銀 / 火山発散物 / 凝縮水 / 非凝縮ガス / 環境試料
研究概要

ヒ素,アンチモンおよび水銀は,化学形によって毒性が異なり,生物濃縮によって濃度が数万倍にも達することから,たとえ微量でも注目されている。
火山発散物中のヒ素,アンチモンおよび水銀の含有量とそれらの分布を調べ,環境中における元素の存在状態,挙動などを明らかにし,環境への自然寄与の影響を評価する基礎資料を得ることを目的とした。
ヒ素,アンチモンおよび水銀は,元素またはその化合物が揮発性に富むことなどから,地熱現象(火山活動)との関連に注目した研究を継続中である。本年度は,火山発散物[火山灰,火山ガス,火山ガス凝縮水,地熱水(温泉水)中のヒ素,アンチモンおよび水銀含有量,化学形,分布並びに放出量等について火山現象と結び付けた総合的な研究を行った。特に,火山ガス中の水銀の挙動を調べる目的で,火山ガスをテフロンまたは石英管を用いてコンデンサーに導いて冷却し,凝縮水と非凝縮ガスに分けて両者に分配される水銀量について調べた。火山ガスの採取方法を含めた分析方法の詳細は2001年度の分析化学会で報告した。また,底質,生物試料や火山学的試料中の総ヒ素の前処理方法の開発を行ない,その成果はAnalytical Sciences誌(2001年度)に掲載された。また,海水中のヒ素やアンチモンの化学形に関する研究を行ない2001年度日本地球化学年会で発表した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] H.Sakamoto, et al.: "Determination of trace amounts of total arsenic in environmentalsamples by hydride generation flow injection-AAS using a mixedacid as a pretreatment agent"Analytical Sciences. 17. 1067-1071 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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